忍者ブログ
| Admin | Write | Comment |
プロフィール
HN:
心美
性別:
女性
忍者アナライズ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


 まず、初めに、本編の前に、<鋳薔薇と女子高生の甘い罠>の登場人物紹介と<空中庭園>の紹介をしておきます。


<鋳薔薇と女子高生の甘い罠の登場人物紹介>

藤堂紅葉(とうどうもみじ)・・・先輩の椿に頼まれ、カナリヤ女子学園にやって来るが・・・。

白峰椿(しらみねつばき)・・・空中庭園というグループのリーダーである。そのグループのメンバーには椿の他に、輝,紅葉,菜桜,彩夏(さやか)が居る。椿本人はまだ、人数を増やす事を考えている。

雨寺露茄(あまでらつゆな)・・・輝の従姉で、カナリヤ女子学園。

雨寺輝(あまでらあきら)・・・椿の後輩で、再従弟。椿に無理矢理、空中庭園に入れられた。

李小狼(りしゃおらん)・・・輝の数少ない友人。




<四葉学院空中庭園について>

白峰椿曰く、秘密部隊らしい。

空中庭園の人数・・・現在は椿を含めた5人で密かに、活動中。(2/1訂正:人数を1人間違えてました。)

空中庭園・・・主な仕事は非現実的な事件を解決する事。由来は屋上の庭園の名前から。


※下記に、空中庭園のメンバーより、コメント!?を頂きました。

拍手[0回]



<空中庭園のメンバーよりコメント!?>

今村菜桜「情報収集係をやっております、今村菜桜です。つばきちゃんは俺をクビにしたいらしい。俺が居ないとやっていけないの分かってるはずなのに、何でだよ?俺的には新しいメンバーは是非、可愛い女の子を入れて欲しいなぁ。」

白峰椿「菜桜!貴方は引っ込んでなさい!貴方はそんなだから、全然、モテないんですわ。」

菜桜「ほっとけよ!つばきちゃんの今日の下着の・・・」

 菜桜が言い掛けると、椿は菜桜の頬を平手打ちした。

椿「最低!今度、そんな事を言ったら、クビにしますからね?覚えてらっしゃい!」

 椿は言うと、教室を出て行った。

菜桜「あぁ、いってぇなぁ!何も、打たなくても良いのに!でも、チャンスくれるだけ、マシか。」

 椿に怒られたのに関わらず、全く、反省する気すらありません。

東堂紅葉(あぁ、呆れた!まぁ、いつもの事だけど。)

 紅葉は菜桜を見ながら、思った。

菜桜「あれっ!?東堂お前、居たの?俺、気付かなかったぁ~!」

 菜桜は素っ頓狂な声を上げる。

菜桜「東堂!あんまり、浮気すると、雨寺の奴、怒るぞ?」

紅葉「あら?何の事か、あたしはさっぱり、分からないわ。」

 紅葉は恍ける。

菜桜「もう、恍けちゃってぇ!東堂お前、同じテニス部員の男達2人に日替わりで会ってるのを、俺はこの前、偶然、見たんだけど?確か、ソイツらの名前は後藤久司と柏葉洋介だったよな?」

紅葉「今村君、何で、知ってんのよ?」

菜桜「あの、東堂さん?俺の事を新聞部だって、忘れてやしませんか?」

紅葉「わっ、忘れてないわよ!」

 紅葉はムキになる。

菜桜(忘れたって、正直に、言えば良いのに。)

「あぁ、そうそう!後藤久司は俺らの先輩で、イケメンだけど、女ったらしで有名。柏葉洋介は俺らの後輩で、男子テニス部のマネージャーの1人だったな。で、確か、弱虫だったな。」

紅葉「後藤先輩の事は兎も角、柏葉君の事は悪く言わないでよ!」

菜桜「どうして、柏葉の肩を持つ訳?あんな、ナヨナヨした奴のどこが良いんだよ?」

紅葉「やる気次第では延びるのに、そこが勿体ないのよね。」

菜桜「って、男子テニス部と一緒に、普段は練習してねぇだろうが!」

紅葉「そうだよ。男子と一緒に練習するのは、男女混合の時だけ。彼は仕事が出来るし、良いのよね。あんな有能なマネージャーがうちにも、欲しいわ。それに比べて、うちのマネージャーはトロイし、料理すら、まともに作れないのよ。ホント、使えない!あっ、そうだ。いっその事、アンタがやれば、良いじゃん!アンタ、暇なんでしょ?」

菜桜「はぁ?何、言ってんの、東堂?新聞部って、結構、忙しいんだぜ。」

紅葉「うるさい!アンタはあたしの言う事が聞けないの?」

菜桜「お前が都合が悪くなったら、ま~た、それかよ。俺は便利屋じゃないぜ!」

紅葉「馬鹿!アンタに拒否権無いの!」

 紅葉は嫌がる菜桜を無理矢理、女子テニス部の部室に連れて行った。

 実は、普段の良い子である柏葉洋輔は偽者なのだ。しかし、誰も気付いている生徒は居ません。多分。

 本当は美人女教師が好きなとんでもない悪い子だったのです。この学校に今年、新任教師としてやって来た年上の幼馴染みの高坂美羽(みう)の事が大好きなんです。しかし、美羽自身は洋輔の事は何とも、思ってません。

洋輔「美羽姉?あっれぇ!?美羽姉、居ないの?」

 職員室に美羽を探しにやって来た洋輔。しかし、美羽の姿は何処にも、見当たりません。

洋輔「美羽姉の教科は美術担当だから、もしかしたら、美術室に居るかもしれないな。」

 洋輔は取り敢えず、美術室に行く事にしました。

 美羽は美術室で、ある男子生徒を個人指導中でした。

美羽「だ・か・ら、どうしたら、そうなるのよ?どんだけ、不器用なのよ。」

小柄な男子生徒「先生!そんな事を言われたって、こんなの、僕には無理です。僕を家に帰して下さいよ。しかも、教えて欲しい、何て、一言も、頼んでません。美術の成績、何て、とっくに、諦めていますから。それに、受験には、美術は関係無いでしょ!」

美羽「・・・はぁ~!雨寺君だけに、甘いわね!あ~あ、呆れた!私を余り、失望させないでくれるかしらね!そんなだから、何も出来ないのよ!」

輝「先生、そんなの酷いです。先生がそんな事を言って良いんですか?すっごく、僕は傷付いたんですけど。」

美羽「雨寺君、私の気持ちも知らないで、よくそんな事が言えるわね?」

輝「あの、何の事なのか、さっぱり、判りません!」

 輝は美羽が言っている意味が分からず、首を傾げる。

 美羽は後ろから、輝を行きなり、ぎゅっと、抱き締めて来た。

美羽「私は輝君の事が好きなのに、どうして、分かってくれないの?」

輝「せ、/////先生!?こんな事、止めて下さい。は、/////放して下さい。先生がこんな事、しちゃ駄目です。クビになりますよ?ひゃあっ!?ちょっ、/////ちょっと、先生、どこを触ってるんですか?」

美羽「あら、良い感度な事!フフフッ、輝君、私に触れられて、そんなに、気持ち良かったの?」

輝「そ、/////そんな訳、無いでしょ!きょっ、/////今日の事は誰にも、言いません。それと、先生!2度と、僕に近付かないで下さい。今度、こんな事をやったら、訴えますからね!」

美羽「あら、そんな事を言われて、信じられるとでも、思っているの?私は貴方を信じないわよ!そう言って、言っちゃう子も居るのよ!私はね、それで、過去に、嘘を吐かれた事が有るのよ。後、貴方は可愛い顔して、隠れて、女子生徒とやっちゃってるそうじゃない!私がそれを、知らないとでも思ってるの?」

輝「そ、そんなの、ただの言い掛かりです。せ、先生はそんな事、ぼ、僕がするとでも、思っているのですか?」

 輝は美羽に言われ、酷く動揺する。

美羽「あら、やだぁ、この子!貴方は嘘を吐けない子ね。動揺しちゃってさ、見え透いた嘘を吐くんじゃないわよ。みうには、バレバレなのよ!ホント、呆れるわね!」

 美羽は呆れた顔で、輝に言った。

輝(僕はこの先生の事が本当に、嫌いだ!本当、気持ち悪い!見てるだけで、吐き気がするよ!こんな先生、とっとと、居なくなれば良いのになぁ。そうすれば、少しは学園生活が楽だろうな。)

美羽「何よ、その目は?ホント、感じ悪~い!っていうかさぁ、自分が悪いって事を認めたら、どうなのよ?」

輝(僕の勝手だろ!この先生に謝って、何になるんだよ?訳が分からない。)
「あれぇ~?先生の方こそ、うちの下級生と付き合ってるそうじゃないですか?」

美羽「えっ、何それぇ~?貴方はそんな有りもしない、噂を信じてるの?バッカじゃないの?あははっ!ホント、雨寺君って、単純ね!ホント、馬鹿じゃないの!あんな餓鬼、みうは、はなっから、相手にしてないっつうの!あぁ、ホント、呆れた子ね!みうはガッカリだわ!」

洋輔「おい!美羽姉、そこに居るんだろ?」

美羽(あ~あ、煩いのが来た!取り敢えず、輝君を美術準備室に隠そうかなぁ?)
「雨寺君?」

輝「な、何ですか、先生!」

美羽「自分の荷物を持って、美術準備室に隠れててくれる?アイツが居なくなったら、後で、遊んであげるからね。」

 美羽は笑顔でそう言うと、輝を美術準備室に閉じ込めた。

輝「先生、ドアを開けて下さい!コラッ!開けろって、言ってるだろ?馬鹿ぁ~!」

 輝がどんなに叫んでも、ドアの向こうに居る美羽は返事をしようとしない。

輝(ここから、自分で出ようか!と思ったけど、ここは4階だったな。流石に、この高さは無理だなぁ!)

 輝は窓から覗いて、後悔した。

輝(はぁ~!どうしたものかな。ん!?あれっ?それより、李君がどうして、うちの学校に居るんだろう?まぁ、それは後で、本人に聞く事にするか!今は緊急事態だから、仕方ないか!今は本人にはバレていないから、魔法を使っても大丈夫だろうな。しかし、この魔法は何所に、飛ばされるか、全く、判らない!)

 輝は美術準備室から、出る為にワープの魔法を使った。

椿「いったい!?コラッ!危ないでしょ、あきら!しかも、それは危ないから使わないでって、私は前、貴方に言ったわよね?」

輝「ごめんなさ~い!まぁ、緊急事態なんで、仕方ないでしょ!あっそれより、椿さん?」

椿「ちょっと、あきら!その前に、私の上から降りなさい。お話はそれから、聞きますわ!」

輝「分かりました!今、降りますから、怒らないで下さい!」

椿「私がどうして、怒っているのか、貴方には判らないでしょうね。だから、貴方に分かる様に敢えて、説明して差し上げますわね!あきら、貴方からあの鬱陶しい女教師の匂いがしますわ。貴方の気持ちは良く分かりました。私より、あの人の方が良いんですね。私の事はどうでも良いんですよね?」

輝「へ?どうでも良い?あ、あの、ちょっと、待って下さい、椿さん!僕は全然、そんな事を思ってませんよ。寧ろ、あの先生こそ、どうでも良いです。あの先生、学校には必要ないです!ホンマに、要らないです。あんな先生はとっとと、辞めちまえば、良いんですよ!あぁ、見てるだけで反吐が出る!うざいったら、ないですよ!」
(あ~あ、この人も、ホンマに、めんどくさいわぁ~!)

椿「ごめんなさい!」
(そんなに、あの先生の事が嫌なんですね。)

輝「謝って済む問題じゃないだろ!悪いと思うんなら、態度で示せよ?」

椿「貴方こそ、いい加減にしなさい!そんな大きな声で言わなくっても、私は聞こえてますわ!」

 椿は輝の居る壁に向かって、ドンと手を突いた。

輝「あっ、はい!ご、/////ごめんなさい!」

椿「はい!分かれば、宜しいですわ!」
(まぁ、素直で良い事!)

 椿は妖しく微笑みながら、言った。

椿(あぁ、これは使えるわ!フフフッ!普段、素直じゃないこの子が悪い事をしたら、また、やってやろうっと!)

 椿は嬉しそうな顔をする。

小狼(あ~あ、この人はなんて、恐ろしい事をしてるんだ!この人、遣ってる事がヤバ過ぎるやしないか?後で、コイツに怒られても、俺は知らないからな!)

 小狼は物陰から呆れた顔で、その様子を見ていた。

輝(何か、すっごく、ドキドキした!僕は身長が低いから、こういう事は出来ないからって、それは無いでしょ!すっごく、ムカつく!)

椿「あら、言いたい事が有るんなら、ちゃんと、言いなさい!このお馬鹿!」

輝「だ、/////誰が馬鹿だって?馬鹿はお前だろ!い、/////言わせておけば、調子に乗りやがって!ホ、/////ホンマに、いい加減しぃや?」
(ちょっと!ホンマ、顔が近過ぎ!)

椿「ふ~ん!それにしては、嬉しそうですわね!顔が真っ赤ですわ!本当に、可愛いですね!」

輝「コ、/////コラッ、可愛いとか、言うな!お前、僕の事をホンマに、馬鹿にすんなや、ボケが!」

椿「あきら!口が悪過ぎよ。言い方に気を付けてなさい。」

輝(ちょっと、何をする気なんだよ?まさか、こんな所でキスなんて、するつもりか?そんなの不味いって!先程から、李君が見てるのを気付かないのか?)

小狼(椿さん、場所を考えろ!)
「コラァ~!お前ら、いい加減にしろよ!」

椿「あらぁ~、李君、居たんですの?私は全然、気付きませんでしたわ。」

輝(ほらね!だから、言ったのに。)

椿「それより、李君!貴方はどうして、こんな所に居るんですか?これは流石に、不味いのではありませんか?」

輝「はい、僕も、先程からそう思ってましたよ。どうして、居るのか、説明してくれないか?」

小狼「おい、お前ら!話を掏り替えるなよ。」

椿「あ~ら、気になるじゃありませんか?」

小狼「分かったよ。言えば良いんだろ。・・・実はさっき、ここの女子生徒がこれ位の幽霊に友達が襲われたとか、言い出したんだ。俺はホント、いい迷惑だよ!それで、何とか、誤魔化す為に、ここの先生に高等部の体験入学に来ましたって言ったら、すんなりと、入れてくれたよ。どんだけ、ここの先生は馬鹿なんだよ!普通は可笑しいって、気付く筈だろ?」

椿「まぁ、確かに、そうですわね!本当に、李君は悪い子ですわね!今回は私に免じて、許して差し上げますわ!後、これ位の身長の幽霊って、あの男の子の幽霊の事ですか!あの子も、困った者ですわね!」

輝「あの、そんな事より、椿さん!何時まで、こんな事してるんですか?いい加減、離れて下さい!」

椿「これはあの先生に、可笑しな事をされない為の対策です!」

小狼「あの先生って?まさか、先程、俺が見た髪の短い茶髪女教師の事ですか?その人なら、これ位の男子生徒に連れて行かれましたよ。」

輝「あぁ、それって、男子テニス部のマネージャーの柏葉の事だろう!あの訳の判らない小っこい餓鬼!アイツも、正直言って、おれは要らないわ!」

小狼(ちょっと、待て!アイツ自身、それをお前からは絶対に、言われたくないと思うぞ!)

椿「それは別に、良いのでは!はい、確かに、あの子は疎っとおしいと思いますわ!あの子は学校には要らないので、転校して下さると有難いですわね。」

小狼「それはそうでしょうね!しかし、アイツより、先生の方がもっと、危ないだろうな。それにお前らも!」

椿「あら、何の事でしょう?」

輝「まぁ、そりゃあ、そうだわな!椿さんより、僕の方が男子に、とばっちりを受けるだろうな!」

 その様子を見ていた生徒達は椿を白い目で見ていた。実はその生徒達の正体は輝派の人達でした。勿論、椿に対して怒るのは、当然の事です。因みに、彼らは<輝を愛でる会>と言われている輝を崇拝している連中だそうです。

 しかし、輝の予想は見事に、外れてしまったのです。

椿(相変わらず、不気味な方々ですわね。私の視界に入るだけで、不愉快ですわ。)

 椿は彼らを見て、不機嫌になっていた。勿論、輝と小狼も、嫌な顔で見ていました。

輝「椿さんが好きな連中に、嫌がらせされる方がまだ、マシだよ。こっちの方はすっごく、不愉快で、頭が痛くなりそうだ。」

小狼「そういう問題じゃないと思うんだがな。って言ってる所に、お前が言ってた奴らが来たぞ!」

 小狼は輝に困った顔で言う。

 そこへ、小狼の言う通り、椿ファンクラブがやって来たのだ。因みに、輝が嫌いな連中の集まりである。

 彼らは揉め始めた。そこへ、その騒ぎを聞き付けた現会長で、華道部部長の二条彩夏(さやか)が不機嫌な表情でやって来る。

彩夏「全く、何の騒ぎですか?貴方方はここの前が、華道の部室だという事をお忘れなのですか。」

輝「いや、そういう問題じゃないと思うんです。会長、言ってる事の論点がずれてますよ。」

彩夏「それはすみません。それより、噂で、プロ顔負けの華道の得意な生徒が居ると聞いたのですが、その方は今、どちらに居らっしゃるのですか?私はその方を探しているのです。」

椿「いえ、その方と余り関わらない方が良いと思います。それに、彼はスケベで、美少女に目が無い、ろくでなしですの。なので、止めた方が良いかと思いますわ。」

小狼「確かに、椿さんの仰る通り、止めた方が身の為だと俺は思いますよ。」

輝「二条先輩!噂で、華道部は廃部寸前だと僕は聞きました。もしかして、廃部を免れたいから、切羽、つまってるんですか?」

彩夏「そ、そんな訳、無いわ、うちの部に限って!な、なんて、失礼な事を言うのよ、この子は。」

椿「はぁ、貴女には呆れた!彩夏、分かったわ。勝手にしなさい。まぁ、居ないよりはマシでしょうね。そりゃあ、花屋の息子ですからね。」

彩夏「有り難うございます。椿ちゃん、私は今度、お礼するわ。」

通りすがり男子生徒「あっ、会長!ソイツなら、僕が先程、東堂に無理矢理、連れて行かれるのを見ましたよ。」

彩夏「わざわざ、有り難う!この子、うちの生徒会の会計の名取君。」

名取「宜しく、お願いします。本当に、会長は世話が妬けますね。僕の身になって下さいよ!これ以上、余計な仕事を増やさないで下さいって、何度も、言っているでしょ。」

彩夏「以後、気を付けます。だからって、人前で、言う事じゃないでしょ?」

椿「そんな事は紹介されなくても、知ってます。この子、相変わらず、怖いですわね。」

輝「はい、そうですね。だからって、そこまで、言わなくても、良いんじゃないのか?」

小狼「いやいや、俺はこんな人は知らないぞ。まさか、この人に会計と言う名の秘書が居たのか。」

名取「で、この人は誰ですか?」

小狼「えっ?俺の事?」

名取「他に、誰が居るんですか。貴方しか、居ないでしょ!部外者は立ち入り禁止なのは、言われなくても、普通、気付く筈ですよね。どんな理由が有ろうとも、駄目なものは駄目ですよ。僕は貴方の言い訳は聞きたくありません。」

小狼「すみませんでした。以後、気を付けます。」
(あぁ、感じ悪い。俺は正直言って、コイツは嫌いだな。コイツが居ない時に、巧くやろう。うん、そうしよう!)

 小狼は反省する気が全くない。

 名取は言いたい事だけを言うと、彩夏を連れて、菜桜を捜しに行った。

小狼(何なんだよ、アイツは?ただ、二条さんを捜しに、来ただけかよ。)

 小狼は名取に対して、憤慨している。

椿「因みに、あの子は桂木さんの親戚に当たる子なんです。」

小狼「俺も、そうだろうと思ったんです。」

 小狼は呆れた顔で答えた。

椿「後で、私の家で、お茶はどうでしょう?」

輝・小狼「是非、戴きます。」


終わり
PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT:
PASS: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[30] [29] [28] [27] [26] [25] [24] [23] [22] [21] [20]

Copyright c Secret Garden~秘密の園~。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By Mako's / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]