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 今回は<鋳薔薇と女子高生の甘い罠>の続きの第5話を更新します。因みに、前回の第4話はこちらです。後、第1話はこちらです。

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<鋳薔薇と女子高生の甘い罠 第5話 ~小狼、知世に呆れる~>


「李君の元カノさんは可愛いですわ。」

 知世は輝を見て、目を輝かせながら言った。

「大道寺、お前はもう帰ってくれて、構わないからな。」

 俺は大道寺に呆れている。

「折角、チーム葉桜を結成するチャンスですのに、李君は酷いと思いませんか、あきちゃん?」
「あ、あきちゃん!?酷いのは寧ろ、ともよではないのか!因みに、李君の元カノじゃないから!」
「髪型も、お洒落で可愛いですわ~!所謂、清楚な女子中学生って感じですわ!うっとり!後、ブレザーも素敵ですわ!今度はセーラー服というのは如何でしょう?勿論、わたくしが手によりを掛けて、お作りしますわ。勿論、さくらちゃんの分と李君の分もお作りしますわ!」

 知世は桜と輝にビデオカメラを向けながら、目を輝かせている。

「俺は要らないぞ!それより大道寺、チーム葉桜って、何だよ?」
「知世ちゃん!『チーム葉桜』って、何なの?そんなの結成するの、私は聞いてないよっ!」
「つばきさんの許可は取ったのか?因みに、チーム葉桜って、何なんだそれは?」

 3人は『チーム葉桜』について、知世に聞いた。

「そんなに『チーム葉桜』が気になると!皆さん!よくぞ、聞いてくれましたわ!後、あきちゃん、つばきさんの許可は、必要ないのではありませんかっ!わたくしの目的は『空中庭園』の解散ですからねっ!まぁ、放って置いても、何時かは潰れると思いますわね!勿論、『チーム葉桜』のリーダーは李君が宜しいとかと思いますわ!後、因みに、『チームさくら』は、今まで通り続けますわっ!」

 知世は勝手に、話を進めている。

「大道寺!俺はリーダーなんて、絶対に、やらないぞっ!」
「もう、知世ちゃんったら、小狼君を困らせちゃ、駄目だよ!勝手に、話進めちゃあ、駄目だよっ!」
「そうだよ。木之本さんの言う通りだぞっ!」

 3人は知世の意見に対して、反対の様だ。

「まぁ、確かに、『空中庭園』は何時かは潰れると思う。もみじが勝手な事ばかり、遣ってるからなぁ!」
「そうなの!あんなに、輝君と仲良かったのに!」
「それは昔の事だ!因みに、裏生徒会『空中庭園』はつばきさんと菜桜(なお)が作ったんだよ!」
「まぁ、そうでしたの!わたくしはそうだと知らず、なんて事を!椿さんと今村は超絶、仲が良いと有名ですものね!とっとと、くっ付けば良いのにと思いますの!」
「ともよの言う通り、確かに、僕もそう思うんだ!」

 輝は知世の意見に賛成した。

「二条会長は菜桜の事が大好きなんだ!」
「あきら君!そんな事は見れば、判りますわ!私達はとっても気が合いますわね!それで、リーダーは、・・・」
「だ・か・ら!俺は絶対に、やらないって言ってるだろ、!」
「李君!私は貴方に、聞いてませんわ!リーダーはあきら君に遣って貰う事にしましょう!」
「僕は遣らないから!」
「じゃあ、さくらちゃんに!」
「もう~、何で私なの?本気で怒っちゃうよ?」
「さくらちゃんなら出来ますわ!私が信じていますわっ!絶対、大丈夫ですわ!」
「コラッ、大道寺!いい加減な事言うな!」
「李君貴方は引っ込んでて下さい!」

 知世はムッとした表情で、小狼に言った。

「はぁ、分かったよ!僕が遣るよ!もう、2人共、喧嘩するなよ!」
「輝君、もう良いの?」
「さくらちゃん、もう良いんだ!あの2人は何時も、こんな感じなのか?」
「いつも、仲良いよ!」
「そうなんだ!2人共、喧嘩しちゃあ、駄目だよ!『チーム葉桜』の第1回のミーティングを始めます。」

 桜の掛け声で、『チーム葉桜』のミーティングを始まる。


第6話 『チーム葉桜』のミーティングに続く・・・。
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